副業の案件管理表の作り方|請求漏れを防ぐ項目例つき

副業で案件を受けるようになると、最初に困りやすいのが「今どの案件がどうなっているか」の管理です。

最初は頭の中やメモアプリだけでも何とかなりますが、案件が2件、3件と増えてくると、次のような抜け漏れが起きやすくなります。

  • 納期を忘れそうになる
  • どの案件を請求したかわからなくなる
  • 入金確認を忘れる
  • 進行中の案件と完了済みの案件が混ざる
  • 月ごとの売上を確認しにくい

副業では、作業そのものだけでなく、納期・請求・入金の管理も大切です。

この記事では、副業の案件管理表に入れるべき項目と、請求漏れを防ぐための作り方を解説します。

無料で使える案件管理テンプレも用意しているので、自分で一から作るのが面倒な方は、そちらもご利用ください。


副業で案件管理表が必要になる理由

副業の案件管理表は、案件の進行状況を一覧で確認するための表です。

たとえば、ライター、デザイナー、動画編集者、Web制作者、SNS運用代行、資料作成、コンサル、講師業など、個人で仕事を受ける場合に役立ちます。

副業では、会社員の仕事と違って、次のような管理を自分で行う必要があります。

  • 依頼内容の確認
  • 納期の管理
  • 報酬額の確認
  • 納品状況の管理
  • 請求の管理
  • 入金確認
  • 月ごとの売上確認

特に注意したいのが、請求漏れ入金確認漏れです。

作業が終わっていても、請求していなければお金は入ってきません。
また、請求したつもりでも、入金確認をしていなければ、未入金に気づくのが遅れることがあります。

案件管理表を作っておくと、こうした抜け漏れを減らしやすくなります。


案件管理表に入れるべき基本項目

副業の案件管理表は、最初から複雑にしすぎる必要はありません。

まずは、以下の項目があれば十分です。

項目内容
案件名どんな案件かを一目でわかるようにする
クライアント名取引先・依頼主の名前
仕事内容作業内容の簡単なメモ
依頼日案件を受けた日
納期納品予定日
報酬額案件ごとの報酬
ステータス未着手、進行中、納品済みなど
請求済み請求したかどうか
入金済み入金を確認したかどうか
メモ注意点、次回対応、連絡事項など

この10項目があれば、最初の案件管理表としては十分使えます。


1. 案件名

案件名には、何の仕事かわかる名前を入れます。

例:

  • ブログ記事作成
  • LP修正
  • バナー制作
  • YouTube台本作成
  • Instagram投稿作成
  • 資料作成
  • ホームページ修正

案件名は、細かすぎなくても大丈夫です。

ただし、あとから見返したときにわかるように、
「記事作成」だけでなく「ブログ記事作成」
「修正」だけでなく「LPファーストビュー修正」
のように、少し具体的にしておくと便利です。


2. クライアント名

クライアント名には、取引先や依頼主の名前を入れます。

副業では、同じような仕事内容でも、依頼主が違うことがあります。

たとえば、

  • A社のSEO記事作成
  • B社のSEO記事作成
  • Cさんのブログ記事作成

のように、案件名だけでは区別しにくい場合があります。

そのため、案件名とクライアント名は分けておくのがおすすめです。


3. 仕事内容

仕事内容には、その案件で何をするのかを簡単に書きます。

例:

  • SEO記事1本、3,000文字
  • Instagram投稿画像5枚
  • LPのファーストビュー修正
  • YouTubeショート台本10本
  • 商品ページの文章作成

ここは長文で書く必要はありません。
あとから見返して、「何をする案件だったか」がわかれば十分です。


4. 依頼日

依頼日は、案件を受けた日を記録します。

依頼日を入れておくと、どのくらいの期間で案件が進んでいるかを確認できます。

たとえば、依頼日から納品日までが長くなっている案件があれば、

  • 途中で止まっている
  • 素材待ちになっている
  • 確認待ちになっている
  • 自分の作業が遅れている

などに気づきやすくなります。


5. 納期

納期は、案件管理表の中でも特に重要な項目です。

副業では、本業や家事の合間に作業することも多いため、納期を頭の中だけで覚えておくのは危険です。

納期を入力しておけば、

  • 今週中に終わらせる案件
  • 来週までに対応する案件
  • すでに納期が近い案件

を確認しやすくなります。

GoogleスプレッドシートやExcelを使う場合は、納期の列で並び替えできるようにしておくと便利です。


6. 報酬額

報酬額は、案件ごとの売上を確認するために入れます。

副業を続けるうえでは、
「今月どれくらい稼げそうか」
「どの案件の単価が高いか」
「作業量に対して報酬が見合っているか」
を確認することが大切です。

最初は税込・税抜を厳密に分けなくても構いませんが、将来的には以下のように分けると管理しやすくなります。

  • 税抜金額
  • 消費税
  • 源泉徴収
  • 振込予定額

ただし、最初の案件管理表では複雑にしすぎず、まずは「報酬額」だけでも十分です。


7. ステータス

ステータスは、案件が今どの状態かを示す項目です。

おすすめのステータスは以下です。

ステータス意味
未着手まだ作業を始めていない
進行中作業中
確認待ちクライアント確認中
修正中修正対応中
納品済み納品が完了している
請求済み請求書を送付済み
入金済み入金確認まで完了
保留一時停止中
キャンセル案件がなくなった

最初は、次の5つだけでも十分です。

  • 未着手
  • 進行中
  • 納品済み
  • 請求済み
  • 入金済み

ステータスを入れておくと、案件一覧を見ただけで、次に何をすべきかがわかります。


8. 請求済み

請求済みの項目は、請求漏れを防ぐために重要です。

副業では、納品したあとに請求書を送る必要がある案件もあります。

このとき、案件管理表に「請求済み」の列がないと、

  • 納品したが請求していない
  • 請求したつもりで忘れている
  • 請求月を間違える

といったミスが起きやすくなります。

「済」「未」だけでもよいので、請求したかどうかを記録しておきましょう。


9. 入金済み

入金済みの項目は、実際にお金が入ったかを確認するために使います。

請求書を送っても、すぐに入金されるとは限りません。
月末締め翌月末払い、翌々月払いなど、支払いタイミングは取引先によって違います。

そのため、請求済みと入金済みは分けて管理したほうが安全です。

たとえば、

請求済み入金済み状態
まだ請求していない
請求済みだが未入金
入金確認まで完了

このように分けておくと、未請求案件と未入金案件を見つけやすくなります。


10. メモ

メモ欄には、案件ごとの注意点を書いておきます。

例:

  • 素材待ち
  • 5月末に請求予定
  • 修正1回まで
  • 次回も継続予定
  • 返信待ち
  • 請求書は月末まとめ
  • 担当者変更あり

副業では、案件ごとに細かい条件が違うことがあります。
忘れそうなことはメモ欄に残しておくと安心です。

無料で使える案件管理テンプレも用意しているので、自分で一から作るのが面倒な方は、そちらもご利用ください。


案件管理表の作り方

ここからは、実際にGoogleスプレッドシートやExcelで案件管理表を作る手順を紹介します。


手順1. 1行目に項目名を入れる

まず、1行目に項目名を入れます。

例:

案件名 / クライアント名 / 仕事内容 / 依頼日 / 納期 / 報酬額 / ステータス / 請求済み / 入金済み / メモ

横に長くなりますが、案件管理では一覧性が大事です。
スマホよりも、パソコンで確認する前提で作ると使いやすくなります。


手順2. サンプル行を入れる

最初にサンプル行を入れておくと、あとから使いやすくなります。

例:

案件名クライアント名仕事内容依頼日納期報酬額ステータス請求済み入金済みメモ
ブログ記事作成A社SEO記事1本2026/05/012026/05/0710000進行中構成確認中
LP修正B社ファーストビュー修正2026/05/032026/05/1030000未着手素材待ち
バナー制作C社SNS広告用バナー3枚2026/05/052026/05/1215000納品済み5/12請求予定

サンプルがあると、どのように入力すればよいか迷いにくくなります。


手順3. ステータスをプルダウンにする

GoogleスプレッドシートやExcelでは、ステータスをプルダウンにしておくと便利です。

ステータス候補の例:

  • 未着手
  • 進行中
  • 確認待ち
  • 修正中
  • 納品済み
  • 請求済み
  • 入金済み
  • 保留
  • キャンセル

毎回手入力すると表記ゆれが起きます。

たとえば、

  • 進行中
  • 作業中
  • 対応中

のように表記がバラバラになると、あとから集計しにくくなります。

プルダウンにしておけば、表記を統一できます。


手順4. 請求済み・入金済みを「済/未」で管理する

請求済みと入金済みの列は、シンプルに「済」「未」で管理します。

候補はこの2つだけで十分です。

ここを複雑にすると、続けにくくなります。

まずは、

  • 請求したら「済」
  • 入金を確認したら「済」

と決めておくだけで大丈夫です。


手順5. 月末に未請求・未入金を確認する

案件管理表は、作って終わりではありません。

月末に以下を確認すると、請求漏れや入金確認漏れを防ぎやすくなります。

  • 納品済みなのに請求済みが「未」の案件
  • 請求済みなのに入金済みが「未」の案件
  • 進行中のまま止まっている案件
  • 納期が過ぎている案件
  • 来月に持ち越す案件

特に重要なのは、納品済みなのに請求していない案件です。

副業では、小さな案件ほど請求漏れが起きやすいので、月末に一度まとめて確認する習慣をつけると安心です。


副業案件管理表の記入例

以下は、案件管理表の記入例です。

案件名クライアント名仕事内容依頼日納期報酬額ステータス請求済み入金済みメモ
ブログ記事作成A社SEO記事1本2026/05/012026/05/0710000進行中構成確認中
LP修正B社ファーストビュー修正2026/05/032026/05/1030000未着手素材待ち
バナー制作C社SNS広告用バナー3枚2026/05/052026/05/1215000納品済み5/12請求予定

このように、案件ごとの状況を1行で見られるようにしておくと、次にやるべきことがわかりやすくなります。


請求漏れを防ぐためのチェックポイント

副業の案件管理表では、以下のチェックポイントを決めておくと便利です。

納品後に確認すること

  • 納品日は記録したか
  • ステータスを「納品済み」にしたか
  • 請求が必要な案件か確認したか
  • 請求予定日をメモしたか

請求後に確認すること

  • 請求済みを「済」にしたか
  • 請求書の送付日をメモしたか
  • 入金予定日を確認したか
  • 月末に未入金を確認する予定を入れたか

月末に確認すること

  • 納品済みで未請求の案件はないか
  • 請求済みで未入金の案件はないか
  • 今月の報酬額の合計はいくらか
  • 来月に持ち越す案件はどれか

この3つのタイミングで見直すだけでも、かなり管理しやすくなります。


案件管理表を続けるコツ

案件管理表は、作り込みすぎると続かなくなります。

最初から細かい項目を入れすぎると、入力が面倒になり、結局使わなくなることがあります。

続けるためには、次の3つを意識すると良いです。


1. 最初は項目を少なくする

最初は、今回紹介した10項目で十分です。

  • 案件名
  • クライアント名
  • 仕事内容
  • 依頼日
  • 納期
  • 報酬額
  • ステータス
  • 請求済み
  • 入金済み
  • メモ

副業が増えてきたら、必要に応じて項目を追加していきましょう。


2. 更新するタイミングを決める

案件管理表は、毎日完璧に更新しようとしなくても大丈夫です。

おすすめは、次のタイミングです。

  • 案件を受けたとき
  • 納品したとき
  • 請求したとき
  • 入金を確認したとき
  • 月末

この5つのタイミングだけでも、十分に管理できます。


3. 月末に必ず見る

案件管理表で一番大事なのは、月末の確認です。

月末に確認することで、

  • 請求していない案件
  • 入金されていない案件
  • 来月に持ち越す案件
  • 今月の売上

を整理できます。

副業では、作業時間を増やすことも大切ですが、請求や入金の確認を忘れないことも同じくらい大切です。


無料テンプレを用意しています

テンプレラボでは、この記事で紹介した項目をもとにした無料テンプレを用意しています。

副業案件管理ミニテンプレでは、以下の項目をまとめて管理できます。

  • 案件名
  • クライアント名
  • 仕事内容
  • 依頼日
  • 納期
  • 報酬額
  • ステータス
  • 請求済み
  • 入金済み
  • メモ

Googleスプレッドシート版とExcel版を用意しているので、自分で一から表を作るのが面倒な方は、ぜひご利用ください。


もっと細かく副業を管理したい方へ

副業スタート管理パックでは、案件管理、売上管理、経費メモ、請求前チェック、月次振り返り、AI相談用プロンプト集をまとめて使えます。

無料テンプレよりも、もう少し細かく副業全体を管理したい方におすすめです。

まとめ

副業で案件を受けるなら、案件管理表を作っておくと安心です。

特に大切なのは、以下の項目です。

  • 案件名
  • クライアント名
  • 納期
  • 報酬額
  • ステータス
  • 請求済み
  • 入金済み

副業では、作業だけでなく、請求と入金確認までが仕事です。

案件管理表を使えば、進行中の案件、納品済みの案件、未請求の案件、未入金の案件を見える形にできます。

まずはシンプルな表から始めて、必要に応じて項目を増やしていきましょう。

自分で作るのが面倒な方は、テンプレラボの無料テンプレもご利用ください。